de ~(ドゥ~)
~ ・・・の、・・・から ~
フランス語を話すうえでもっとも重要な2つの前置詞,「a`~(ア~)」と「de~(ドゥ~)」。今度はこのうち「de~」について見てみましょう。
「de~」の意味ですが,基本的には英語でいうところの「of」と同じ用法と考えてよいでしょう。日本語でいえば「~の」にあたる前置詞です。たとえば,「eau de minerale(オー・ドゥ・ミネラル)」で「ミネラルの水」つまり「ミネラルウォーター」となりますし,「ecole de Paris(エコール・ドゥ・パリ)」で「パリの学校(学派)」,つまり「パリ学派」となります。こういう場合は単純に「<後ろの名詞>の<前の名詞>」と読み下せばよいでしょう。ちなみにフランス語には,英語のような「~'s」という用法がないので,「誰々の~」という場合も「de」を使います。たとえば,「voiture de Pierre(ヴォワチュール・ドゥ・ピエール)」なら「ピエールの車」という意味になります。
でも,「de」の用法はこれだけではありません。フランス語の中でもっとも多く使われる前置詞「de」は,ライバル「a`」とは対照的に,時間的・空間的ベクトルの中では「~から」に相当するような出発点というようなイメージを持っています。ですから,「de A a` Z」といえば,英語でいうところの「From A to Z」,つまり「AからZまで」となり,「Je suis de Tokio(ジュ・スイ・ドゥ・トキオ)」といえば,「私は東京出身です」となるわけです。「a`」が目的に向かって進む,いわば「目的地型」の前置詞であるのに対し,「de」はある地点から動き始める「始発点型」前置詞であるといえるかもしれません。この2つの前置詞の特徴がおおかたつかめたでしょうか?
このほかにも「de」を使った用例はたくさんありますが,その多くは慣用句なのでここでは割愛します。なお,「de」の変化形として,男性定冠詞「le」が後ろにつくと「du(デュ)」と変化します。たとえば,有名なワインの銘柄で「Co^tes du Rhone(コート・デュ・ローヌ)」というのがありますが,これは「ローヌ<le Rhone>(地名)の丘」ということで,日本風にいえば「ローヌが丘」といったところです。また,母音の前では「d'」と縮まります。
関連語句 eau(オー):水, minerale(ミネラル):ミネラル, ecole(エコール):学校,学派, voiture(ヴォワチュール):自動車, Je suis de~(ジュ・スイ・ドゥ~):~出身です, co^tes(コート):丘,坂
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