Moi/Toi (モワ/トワ)
~ 私/君(強調) ~
フランス語の人称代名詞は以下の通りです。
人称代名詞(主格)
私 je 私たち nous
君 tu あなた達 vous
彼 il 彼ら ils
彼女 elle 彼女ら elles
この形はいわゆる主語になるときに用いるもので、目的格になると次のようになります。
人称代名詞(直接目的格)
私 me 私たち nous
君 te あなた達 vous
彼 le 彼ら les
彼女 la 彼女ら les
このあたりは基本的な文法なので覚えてしまうしかありませんが、基本的にはこの2つなので、それほど難しくはないはずです。英語でも、I-my-me-mineとか覚えましたよね?
で、「je(私)」とか「tu(君)」の目的格は、「me(ム)」「te(トゥ)」というような弱い音で終わります。「彼(lui:ルィ)」も同様です。音自体が弱いので、たとえば「それは私です!」というように言いたい場合に「C'est me.」(セ・ム)では何となく収まりが悪いですよね。フランス語では、平叙文の場合、「主語+目的語+動詞」という語順になるので、文中に入る場合は弱い音でも問題ないのですが、文末などに目的語が来る場合、このように収まりが悪い結果になってしまいます。
そこで、フランス語には目的格の強勢形というものが存在します。それが以下のようなものです。
人称代名詞(強勢形)
私 me→moi 私たち nous→nous
君 te→toi あなた達 vous→vous
彼 le→lui 彼ら les→eux
彼女 la→elle 彼女ら les→elles
このように強勢形では、音自体が強くなります。ですから、「それは私です!」という場合は、「C'ets moi!」(セ・モワ!)、「それは君です!」は「C'est toi!」(セ・トワ!)となり、かなりしまった感じになってきます。このあたりの変化は取りあえず覚えなくてはいけませんが、nous、vousはそれ自体音が強いので変化しませんし、ひとまずは左側の単数形だけでも覚えておくといいでしょう。
ちなみに、昔流行ったコーラスグループで「トワエモア」というグループがいましたが、あれは「Toi et Moi」(君と僕)という意味です。英語で言う「You and I」です。このように、主格で使用する場合も、「te et je」(トゥ・エ・ジュ)とは言わず、このように「Toi et Moi」となりますので、ご注意ください。ただ、音的な弱さが問題だと思えば、割とすんなり理解できるような気がします。
発音的には、「oi」を常に「オワ」と発音するというフランス語のルールさえ知っていれば、簡単ですね。
関連語句:je(ジュ:私)、Tu(テュ:君)、et(エ:=and)、C'est(セ:それは~です)
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